ナナとムー 年年歳歳^_^




「年年歳歳 花相い 似たり」

これにつづく

 「歳歳 年年 人同じからず」

と対をなす。

「毎年、花は同じように咲くが、

    毎年、人は同じではありえない」

との意。唐の劉希夷の七言古詩

「白頭を悲しむ翁に代わる」

に見える詩句である。

再生を繰り返す自然と、

歳月の経過とともに不可逆的に

衰えてゆく人間存在を

リズミカルに対比させている。

この「花」を日本人は反射的に

桜だと思うが、実は冒頭に

「洛陽城東 桃李の花」とあり、

ここでは桃と季(すもも)を指す。

井波律子さん【中国文学者】

2007年に一年間京都新聞一面に

掲載の三月二十三日

「井波律子の一日一言」より


エッセイを書かれる方の中で

とても心惹かれる方が何人か

いらっしゃるのですが、昨日、

部屋の整理中に、新聞切抜きの

ファイルをみつけ、久しぶりに

この方のエッセイに出会いました。

ネットで調べますと、昨年五月に

肺炎のためお亡くなりになられた、

とのことでした。


尚更にこの詩が響く様に感じました。


さて、写真は昨年のうちのベランダ

で咲いた牡丹です。

昨年の夏、花の後の手入れが何も

できなかったので、今年は葉っぱだけ

で蕾が出てきませんでした。




後ろ姿のナナとムーです^o^

文鳥さんはどの角度からも

可愛いです(*^▽^*)